『竜の書:ドラコノミコン』 プレビュー

新モンスター ステュクス・ドラゴン
 ステュクス・ドラゴン(ステュクス河の竜)は別名をシャドウドレイク(影竜)ともダークワーム(闇竜)ともいい、長さ無限に近いステュクスの淀みのなかを徘徊している。ステュクスの水の悪影響を受けない数少ないクリーチャーの一つであり、各下方次元界の最上層をらくらくと泳いで往来する。フィーンドその他のクリーチャーを見つけて捕まえては、選り好みなく何でも食べてしまう。
 ステュクス・ドラゴンは蛇のような長い体をしている。肢はひれのような形をした小さなもので、地上を歩くのにも、戦闘にも役に立たない。翼は小さく、空を飛ぶには役立たないが、水中を進むには助けになる。割けた尾の先は、刃のついた長い2本の鞭になっていて、敵を切り裂いたりつかんだりするのに役立つ。ステュクス・ドラゴンの鱗はぬめぬめしており、色はこげ茶色からくすんだ赤まで。目は薄気味悪い黄色に光っている。
 このドラゴンはステュクスの河岸の泥に穴を掘って巣を構える。本来の次元界を離れようとはしないが、無理やり物質界に連れてこられた場合は悪臭を放つ水の中で生きていく。通常はもっぱらフィーンドの肉を食べて生きているが、どんな肉でも歓迎である。特に腐りかけの屍肉を好む。