![]() |
|---|
はじめに
──ディッドの歌
ドラゴンは、ダンジョンズ&ドラゴンズというゲームそのものの象徴である。いかなるクリーチャーもドラゴンにとって変わることはできない。粗野なるホワイト・ドラゴンから、威厳溢れるゴールド・ドラゴンに至るまで、ドラゴンは冒険者達の経歴のそれぞれの段階で、つねに強大なる危難として前に立ちはだかり、同時に望む限り最上の見返りを与えるのである。冒険者らが最初のダンジョンで出会う、ごく小さなワームリング(雛)から、その武勲の極みで出会うだろう超巨大なグレート・ワーム(大長虫)に至るまで、ドラゴンとの遭遇はクライマックスの頂点である──そして、その過酷で忘れがたい戦いは、そのドラゴンが溜め込んだ財宝の山で報われるのだ。
ドラゴンは神秘に包まれたクリーチャーであり、自我を持つものとしては最初に世界に現れた種族であり、その寿命は数百年の長きに渡ると説明されることもある。彼らは世界そのものを象徴し、歴史を体現する存在だ。最古のドラゴンともなれば、膨大な太古の秘密、そして知識の宝庫でもある。これはつまり、ドラゴンとの遭遇は単なる歯ごたえのある戦闘以上のものであるということだ。ドラゴンは賢者にして神託をもたらす者。叡智の水鏡にして、来し方行く末をつげる予言者なのである。その偉大な姿は幸運の前兆にも、凶運の兆しともなりうる。
なによりも重要なことはおそらく、ドラゴンという存在によって私達は、D&Dというゲームがファンタジーの世界、不思議と魔法にみちた、ありとあらゆる点で日常とは異なる世界で行なわれているのを思い知らされるということにある。ドラゴンを、単なる翼とブレス攻撃を備えたオオトカゲ程度のものとしてしまうのは、ドラゴン自体のみならず、D&Dというファンタジー世界と、(このゲームの名前の一部として)ドラゴンが象徴している、伝説や神話、英雄譚の価値そのものをないがしろにしてしまうような行ないといえよう。ドラゴンとは、その本質において、世界における叙事詩的な力だ。その行ない、その企み、まどろむ夢ですら、世界のあらゆるところに影響を及ぼしている。羊の群れを襲うワームリング(雛)から、転生する前の魂をむさぼる強大なる竜アシャーダロンに至るまで、ドラゴンというものは、それが狭い地域の規模であろうが、宇宙的な大計画であろうが、事の黒幕にいる。ドラゴンとは幻想そのものの体現であるのだ。
![]() |
|---|
![]() |
|---|
ドラゴンの肉体
一見したところ、トゥルー・ドラゴンは爬虫類に酷似している。筋骨たくましい胴体、長く太い首、角が生えたりフリルで覆われた頭には歯を剥き出した口があり、しなやかな尾を備えている。つま先に爪の生えた強力な四肢で4足歩行し、その大きな蝙蝠のような羽で飛行する。重厚な鱗はドラゴンの身体をその鼻先から尻尾の先端まで覆いつくしている。だが、この先で明らかにされる詳しい生態を知れば、君の一見した印象とやらが、ドラゴンの実際の性質について何一つ語っていないことがわかるだろう。
その鱗や翼にもかかわらず、ドラゴンの肉体構造は爬虫類よりもむしろ猫科の動物の特徴を備えている。
猫の目と同様にドラゴンの目は、縦長の瞳孔の、比較的大きな虹彩を備えている。この配置により、ドラゴンの瞳孔は大変大きく広げることができ、人間の目に比べたくさんの光を捉えることができるのである。
ドラゴンの目の強膜、いわゆる“白目”の部分は、たいてい黄色や金色、緑色、オレンジ、赤、あるいは銀色であり、虹彩はそれより暗い色のコントラストをなす色の場合が多い。
一見したところ、ドラゴンの瞳孔はつねに縦長の細長い切れ目のように見える。だが、そのドラゴンの目を注意深く観察したなら、表にある瞳孔と虹彩のさらに奥に、2番目の瞳孔と虹彩を見つけることができるだろう。ドラゴンはこの内側の“絞り”を、最大90度まで動かし回転させることができる。そして、内側と外側のそれぞれの縦長な瞳孔を完全に重ねたり、直角に重ねたりすることができるのだ。この眼球構造により、ドラゴンの奥行きを知覚する能力、および視覚の焦点を合わせる能力は、周囲の光量がどれだけ明るいか暗いかに関わらず、非常に正確なものとなっているのである。
![]() |
|---|
| 竜の書:ドラコノミコン プレビュー(発売日まで定期的に更新します) |
|---|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|---|
| 卵 | 黄昏と死 | 飛行 | ブレス攻撃 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|---|
| 縄張りと衝突 | なぜ、ドラゴンは宝物を蓄えるのか? | カッパー・ドラゴン | グリーン・ドラゴン |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|---|
| ゴールド・ドラゴン | シルヴァー・ドラゴン | ブラス・ドラゴン | ブラック・ドラゴン |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|---|
| ブルー・ドラゴン | ブロンズ・ドラゴン | ホワイト・ドラゴン | レッド・ドラゴン |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|---|
| アンホーリィ・ラヴィジャー・オヴ・ティアマト | エレメンタル・マスター | セイクリッド・ウォーダー・オヴ・バハムート | ディサイプル・オヴ・アシャーダロン |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|---|
| ディスパッショネイト・ウォッチャー・オヴ・クロネプシス | ドラゴン・アセンダント | ハイドカーヴド・ドラゴン | ブラッドスケイルド・フューリィ |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|---|
| イニシエイト・オヴ・ザ・ドラコニック・ミステリーズ | タロン・オヴ・ティアマト | ドラコライト | ドラゴンキス |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|---|
| ドラゴンストーカー | ドラゴンスレイヤー | ドラゴンソング・ライアリスト | ドラゴンライダー |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|---|
| プラティナム・ナイト | ホードスティーラー | スケルタル・ドラゴン | ストーム・ドレイク |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|---|---|---|---|
| ドラゴンキン | ファング・ドラゴン | フェルドレイク、スパイクト | ステュクス・ドラゴン |