『魔物の書U』 プレビュー

九大君主 アスモデウス、第9階層の主

 このデヴィルの身長は13フィート。皮膚は黒くて艶がある。髪も黒い。彼はハンサムで危険だ。彼の赤い目の中で地獄の力が輝いている。彼の頭に小さくて鋭い角が2本生えている。彼は質の良い赤と黒のローブを着用している。このローブには黒いダイアモンドと火のようなルビーが散りばめられている。彼は1個のルビーから削り出したかに見えるロッドを持っている。そのロッドは地獄の力を放って輝いている。


 アスモデウスは押しも押されもせぬ九層地獄の主人だ。彼の国に住む全員が彼を恐れ、尊敬している。九層地獄に住む神々でさえアスモデウスには一目置いている。アークデヴィルは彼の地位を簒奪しようと頑張っているかもしれないが、公然とそれを行う勇気を持つ者などほとんどいない。
 アスモデウスの謀略は長期に渡る。完了するまで何千年とまではいかないものの、何世紀もかかるものもある。彼の謀略は大規模だ。秘密の不思議な陰謀を慎重に張り巡らすとともに、全次元界に跨るチェス盤の上に載った駒のように悪の勢力を動かしているのである。
 彼の主たる関心事は単純だ。まず最初に、彼は現在の権力構造が完全にそのまま維持されることを望んでいる。もちろんその頂点にいるのは彼だ。彼はすべての階層にあるすべての宮廷にスパイを置いている。自身の手下のどれが実際にアスモデウスに仕えているのかを正確に把握しているフィーンドなど1人もいない。