クイーンズブレイド トーナメント第3回


 
おひさしぶりです。クイーンズブレイドトーナメント第3回です。
イルマ使いを自負する筆者は、対戦相手との約束の時間になったので迎えに行きました。

「おーい、ファラ(相手の名前)、そろそろ対戦しよ・・・、うわ何やってんだお前!」

ファラはPCで『武者巫女蛇地獄』とかいう着せ替えソフトを起動していた。まあ、それ自体は百歩譲って仕事の一環と言えなくも無いだろう。しかし異常なのはその行動だ。
着せ替えソフトなんだから着せ替えを楽しむのならわかる。しかしファラは何やら息を荒げながら、画面上のトモエの身体の一部を執拗にクリックし続けているのだ。こいつ、ついに過労でおかしくなってしまったのか・・・。

「おい、しっかりしろよ。」

「いや、こうすれば何かトモエが応えてくれるかなと思って・・・。」

「んなわけないだろ。あの真面目一徹のプログラマー氏がそんなお茶目なイタズラを盛り込むかっての。そんなことよりトーナメントを始めるぞ。」


さて、わざとらしい寸劇はこのへんにしておいて、牙の暗殺者イルマについて説明しよう。
彼女の強みのひとつが二刀流である。このゲームの基本ルールはシンプルだ。お互いのキャラクターの行動がぶつかりあい、結果が出る。基本的には勝ちか、負けか、あいこかのいずれかである。そしてイルマはあいこを勝ちにできる。剣で相手の武器を受け流しながら、もう1本の武器短刀で相手を刺す”秘技ブラック・ローズ”。これはものすごいアドバンテージだ。
もちろんその代償は大きい。防御力が低いため、いったんダメージを受けると致命傷を負ってしまうのだ。よってイルマは行動の結果を勝ちかあいこに持ち込み続けなければならない。そのためには相手の上段および下段攻撃を読み、的確に同じ高さの行動を決定しなければならない。
もうひとつの技は短刀投げ。強力な技だが一回投げてしまうと上記の二刀流が使えなくなってしまう。しかも信じられないことにイルマは短刀を一本しか持っていない。
よって「準備の悪い女」と人は呼ぶ。
ちなみに彼女の師匠エキドナは短刀をちゃっかり3本持ち歩いている。ちゃんと教育しておいてほしかった・・・。


さて今回の対戦相手は女ガーゴイルのファラクシディス。空を飛び、槍で突き、魔法まで使ってくる強敵だ。正直どう闘っていいのかわからない。しかし、クリック野郎に負けるわけにはいかないぞ!

第1ターン、リスクは高いが相手が変な行動をしてきたらクリーンヒットするかもしれないと考え突撃を選択。

結果、相手の魔法を失敗させることに成功。あぶねー。1ダメージで残りHP11。

次のターンも相手の行動は予測不可能。フェイントで様子見。

結果、飛ばれた。

第3ターン、空を飛んでいると言うことは上段攻撃してくるんじゃないか?と予想。
上段スイングを選択。

結果、普通に翼に攻撃ヒット!あと2回当たれば飛べなくなるらしい。ニヤリ。

次は相手が弱気になっていったん逃げると予想。追い討ちを狙って上段突きを選択。

結果、相手は攻撃をしてきた。受け流し(あいこ)を確認。あいこということは、、、
秘技ブラック・ローズ!


2ダメージ 残りHP9 硬いなあ~。
イルマの攻撃力の無さも問題だが、ガーゴイルの皮膚の硬さも異常。

後半戦

激しい攻防を繰り返し、お互い残りHP3。こつこつ相手の体力を削ってきたのに一発で同じ体力まで持ってこられてしまった。

これまでフェイントを多用してきたイルマ。相手もそろそろ焦れてきたかもしれない。
「フェイント」は「武器落とし」に弱い。邪悪なクリック・ガーゴイルがいつ武器落としを狙ってきてもおかしくない。もし、そうなら何を選ぶべきなのか・・・?

私の選んだ選択肢は、「武器落とし

相手も予想通り武器落としを選択。結果は・・・、


お互い武器を落とした。

しかしイルマは二刀流。刀を落としても短刀が残っている。今、武器を持って立っているのはイルマだけだ。

かくして丸腰となったガーゴイル退治、成功。

ぎゃーーーーー!!

女王陛下、不埒なクリック・ガーゴイルは始末いたしました。
ミッション・コンプリート!

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