そしてアモルは訳もなく、ふとしたことで死にました『そして二人は手を取り合って。』


さて、ホワイトデーなるイベントの日に紹介しますのは、仲違いしてしまったふたりがさまざまな感情体験を経て互いに手を取り合うことを目指す協力型ゲーム……

そして二人は手を取り合って。

です。

ふたりの目的は、ゲームボード上のさまざまな感情のスポットを通過して、最後に中央のスポットに、連続した手番で入って手を取り合うこと。


ゲームボードのスポットは3重のサークル構造となっており、各スポットは、《いかり》、《かなしみ》、《やすらぎ》、《よろこび》の感情に対応しています。


プレイヤーのコマは最初は外周しか移動できませんが、各段階の「目標」をすべて達成することで内側のサークルへと入れるようになり、最終的には一番奥底で出会うのが目的です。
(目標は各段階は8枚の目標カードで構成されています)。

目標は、いずれかのプレイヤーがその感情スポットで移動を終えると達成できます。
では移動はどのようにするかと言いますと、手札の感情カードを使って移動することになります。

感情カードは片方を隠して、各プレイヤーの前に6枚並べられていますが、これを使って移動します。

悲しみを経験しないとダメ……

通過するスポットの色のカードを、どちらの列からでもプレイして進む……

まんぞく、うらぎり、あきらめ、あきらめ……そして悲しみに至った。

ただし、使った色=感情によって、心のバランスが揺れ動きます。

移動を終了したときにこのバランスがどちらにも傾いておらず、0の状態であればそのプレイヤーは6枚まで感情カードを補充します。
(因みに目標を達成した時に、感情カードの捨て札が多いプレイヤーは、捨て札を山札に加えてシャッフルできます)

この時、お互いゲームに関する会話はできません。

こうして、最後に真ん中のスポットに、感情バランスが取れている状態で、連続した手番で入れば勝利です。

お互いに様々な感情を経て、理解し合い、心の内側に入り、手を取り合うことができたわけです。

しかし、感情カードを下手に使うと相手が移動できなくなったりしますが、そうなると負け。
山札が尽きて補充されておらず、手元の感情カードも空になったら負け。
心の平穏が取れているにもかかわらず、連続した手番で中央にコマを入れるすべがなければ、負け。

お互いに何を考えているのか、どうすればゴールできるのかを読み、察しつつ、お互いのリソース(山札、感情列の枚数、感情バランス、コマの位置)考えて、ふたりにとってベストな行動をとるゲーム。一方のベストだけを考えたり、勝手に相手にとってのベストを考えるうような独りよがりではだめ……奉行など(フレーバー的に)もってのほかな感じ。

ちょっと変わった2人用ゲームを探している方にはもちろん、心を近づけふたりが手を取り合うまで努力するという内容とシステムがマッチしている、と思った人にはオススメ。
男女で遊んでも(フレーバー)的に良いのですが、男同士や女同士でも、まぁ気にせず遊んでください。

そして二人は手を取り合って。(…and then, we held hands.)
プレイ人数:2人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:30-45分
製作:LudiCreation
デザイン:デヴィッド・チルコップ、ヤニク・マッサ、
価格:3,600円+税