『シドマイヤーズ シヴィライゼーション:新たな夜明け』正誤表


『シドマイヤーズ シヴィライゼーション:新たな夜明け』の版元によるFAQにて、正誤表が発表されています(FAQ version 1.0 3/22/2018/pdf)。

●『シドマイヤーズ シヴィライゼーション:新たな夜明け』正誤表
ルールブックに以下の修正があります。

P.11『攻撃の実行』2バレット目
修正 赤字の文が加わります。
プレイヤーは水域スペース、敵対的スペース、蛮族トークン、都市国家を経由してスペース数を数えることはできません。

P.12『蛮族の移動』4バレット目(首都)
修正 赤字の文が加わります。
首都:プレイヤーは自分のフォーカス段の任意のカード(複数可)から交易トークンを2枚取り、サプライに戻します。その蛮族は移動元のスペースに戻ります。

都市国家外交カード《ソウル》
修正 赤字の文が加わります。
あなたの手番開始時、あなたは蛮族1つを隣接している水域ではない空きスペースへと移動させることができる。

指導者カード《アメリカ》
修正 赤字の文が加わります。
あなたが自然遺産トークンを得た(または支払った)とき、それをあなたのフォーカス段にある、まだ自然遺産トークンの置かれていない任意のカード上に置く。

●『シドマイヤーズ シヴィライゼーション:新たな夜明け』明確化
FAQの明確化部分は、追加・変更部分のみ抜粋します。

以下のセンテンスはP.15『明確化』に追加する項目となります。

◆黄金律◆

ルールブックとカードの文章が矛盾する場合、カードの記述を優先する。


『攻撃』に以下の項目を追加

  • カードの効果でほかのプレイヤーの内容物を裏返したり取り除くことは、攻撃ではありません。カードの効果を解決したプレイヤーは効果を及ぼした内容物の持ち主であるプレイヤーに、外交カードを返すことはありません。

『蛮族』に以下の項目を追加

  • 蛮族を攻撃して獲得した交易トークンを軍事フォーカスカードに置いた場合、このターンの次の攻撃でその交易トークンを使用できます。
  • 蛮族が都市国家のスペースに居る場合、蛮族は都市国家の防御ボーナスを使用しません。この場合、防御ボーナスは1となります(そのスペースの地形である草原と同じ値です)。

『蛮族』の3バレット目に追記
修正 赤字の文が加わります。

  • 蛮族が移動したあとで1スペースに複数の蛮族がいる場合、表記されているアルファベットの若いほうの蛮族は移動しなければなりません。ダイスを1個振り、それらの蛮族のうち1つを出目の方向に移動させます。複数の蛮族がいるスペースがなくなるまで、この手順を繰り返します。

『キャラバン』に以下の項目を追加

  • 水域を移動できる能力を獲得していた場合、水域でキャラバンの移動を終えることができます。

『都市国家と外交カード』の項目を追加

都市国家と外交カード

  • フォーカスカード上に置かれた都市国家トークンは、フォーカスカード上に置ける交易トークン3枚の上限に影響を与えません。
  • 蛮族は都市国家を解放することができます。
  • 上級マップ製作ルールを使用した場合、都市国家同士が隣接する場合があります。これらの都市国家は隣接していても、それぞれ征服し都市に置き換えることができます。これは都市・都市国家が隣接して存在できる唯一の例外です。
  • プレイヤーがほかのプレイヤーを攻撃した場合、外交カードをそのプレイヤーに全て返さなくてはなりませんが、攻撃されたプレイヤーは攻撃してきたプレイヤーに外交カードを返しません。
    攻撃されることに外交的なペナルティはありません。
  • 外交カードを獲得した場合、プレイヤーは自分の指導者シートの横に表向きで置きます。外交カードを持つプレイヤーは継続して効果を得ます ―― 効果を使用しても返すことはありません。
  • カルタゴ:この外交カードを持つプレイヤーが都市国家を攻撃する場合、防御側の都市国家の存在により攻撃側であるプレイヤーの戦闘力が1増えます(2スペース以内にある都市国家があるため)。
  • 大使館:プレイヤーがキャラバンを敵対的都市へと移動させ、すでに持っている外交カードを戻して別な外交カードを取る場合、外交カードを戻す前に大使館の効果を解決しなければなりません。
    プレイヤーは大使館の効果により交易トークンをフォーカス段のカードに置く際に、すでに交易トークンが3枚置かれたカードに置くことはできません ―― 置くカードは交易トークンが3枚より少ないカードを選んでください。

『フォーカスカード、フォーカス段、技術タイル』に以下の項目を追加

  • 公務員制度:このフォーカスカードを使用するときに支払った交易トークンは追加の支配トークンを置くことを可能としますが、追加されるのは通常のルールの効果で置かれる枚数であり、公務員制度の特別な能力である二番目の効果には追加されません。
  • 通貨:キャラバンは蛮族を倒したあとに移動力が残っていれば移動を続けることができます。
  • 演劇と詩:支配トークンを移動させるときは、地形の難易度を無視します。
  • 共通規格:自然遺産トークンは資源トークンではありません。そのため、共通規格により得られる資源の種類を制限しません。

『指導者シート』の項目を追加

指導者シート

  • フランス:追加で置かれる支配トークンの枚数は、通常の支配トークンを置くルールに追加されます。
  • 日本:自然遺産のスペースは山岳スペースではありません。日本プレイヤーは自然遺産スペースを難易度3として扱うことはできません。
  • シュメール:シュメールプレイヤーが通貨のフォーカスカードを使用してキャラバンを移動させたことにより蛮族を倒した場合、資源1つを得ます。

『勝利カード』の項目を追加

勝利カード

  • プレイヤーは、勝利カードの課題を達成したことを示すために置く支配トークンが手元にない場合、友好的支配トークンをマップタイル上から取る必要があります。
  • プレイヤーはスペースや都市国家、自然遺産を、友好的都市や支配マーカーを置くことで支配できます。プレイヤーは友好的都市や支配マーカーを世界遺産トークン上に置くことで支配できます。

『その他』に以下の項目を追加

  • ゲームの最終ラウンドであっても、イベントダイヤルを進めてその効果を解決する必要があります。その結果蛮族が移動し、支配トークンや都市を失った結果、引き分けの判定などに影響することもあります。
  • スペースを数えるとき、都市の建設や攻撃などの場合はルールに記載されている制限に従う必要があります。ルールに特にそのような制限が記載されていない場合、どのようなスペースを数えても構いません。例えばマスメディアの2つ目の能力を解決するとき、地形の難易度や蛮族、水域を無視して友好的スペースから2マス以内のスペースを選ぶことができます。
  • 支配トークンを置きなおしたり、移動させることは、支配トークンを置いたとはみなしません。そのため、支配トークンを置いたときに効果をあらわす能力は発動しません。

『世界遺産と自然遺産』の項目を追加

世界遺産と自然遺産

  • 自然遺産スペースに置かれた支配トークンがカードの効果や蛮族で取り除かれた場合、自然遺産トークンをそのスペースに戻します。
  • 世界遺産の「この世界遺産を建設したとき」という能力は、ゲーム中1回しか発動しません。後からこのような能力を持つ世界遺産を(例えば敵対的な都市を攻撃して)獲得したとしても効果の解決はしません。
  • プレイヤーが世界遺産を獲得したり建設した場合、即座にその効果を得られます。例えば、2回攻撃できるプレイヤーが最初の攻撃で《兵馬俑》を獲得し、次の攻撃にその能力で戦闘力を2増やすことが可能です。
  • 都市国家が解放された時、そのスペースに世界遺産トークンがあった場合、世界遺産トークンはそのスペースに残ります。その世界遺産カードはわきによけます(いずれのプレイヤーもその世界遺産の効果を得られません)。いずれかのプレイヤーがその都市国家をあとで征服した場合、そのプレイヤーは直ちに世界遺産カードを獲得します。
  • 世界遺産トークンが都市やほかのトークンがないスペースにあった場合、都市を建設する場合はそのスペースは空いているスペースとみなします。
  • チチェン・イツァ:この世界遺産は支配トークンを置くときは友好的都市に隣接するスペースに置かなくてはならないという制限を無視できるようにします。ただし、森林スペースに置く時だけに限ります。
    プレイヤーが森林スペースに支配トークンを置く場合、依然として文化フォーカスカードを解決する必要があります。
    チツェン・イツァの能力は文化フォーカスカードの通常のルールで配置される支配トークンに適用されます(交易トークンによる追加、フランスの指導者シートの能力による追加などにも適用します)。そのほかの能力で置かれる場合、例えば《空中庭園》や《公務員制度》の2番目の能力、都市化の能力などには適用されません。
  • マラカナン・スタジアム:マラカナン・スタジアムの能力を使用するとき、経済カードではないカードを再配置する前に、経済カードを解決して再配置します。
  • ファロス灯台:この世界遺産の能力により、プレイヤーはマップの端の空いているスペースに都市を建設できます。端のスペースはマップの外側のスペースで、スペースのいずれかの辺がほかのスペースに接していないのであればどのようなスペースでも構いません。都市建設に関するそのほかの制限はすべて適用されます(他の都市に隣接しているスペースには建設できない、など)。
  • マチュ・ピチュ:この世界遺産の効果は《アルセナーレ・ディ・ヴェネツィア》と《資本主義》を合わせたような効果の能力で、第1・第2スロットにあるカードを第3スロットにあるかのように扱います。
  • オックスフォード大学:この世界遺産の効果により《蒸気機関》、もしくは《資本主義》をフォーカス段から取り除く場合、水域スペースにあるそのプレイヤーのキャラバンはそのスペースに残します。
  • ペトラ:蛮族が《ペトラ》を支配しているプレイヤーに属する都市や増強されている支配トークンのあるスペースに移動することになった場合、かわりに(マップの端から出そうになったとき同様に)正反対の方向に移動させます。
  • ストーンヘンジ:この世界遺産は丘陵スペースに支配トークンを移動させたり、置きなおした場合にはその能力を誘発しません。
  • アルセナーレ・ディ・ヴェネツィア:プレイヤーが第5スロットにある産業フォーカスカードを解決して《アルセナーレ・ディ・ヴェネツィア》を建設した場合、建設した《アルセナーレ・ディ・ヴェネツィア》の能力で再び産業フォーカスカードを解決できます。

『シドマイヤーズ シヴィライゼーション:新たなる夜明け』ページ内の正誤表をあわせてご確認ください。