『ナーガ・ラージャ』、運命の扉!!


フリカンと言えば最近すっかり2人用ゲーム専門のパブリッシャーと化しておりまして……

ナーガ・ラージャ

も2人用の迷宮探検のゲーム。


さて。

ゲームの目的は、お互いに自分の探索する遺跡から、3つの呪われた遺物を引き取ることなく25点取るか、9枚のタイルを置き切ること。

遺物は壁際の9か所にあり、通路がつながると表向きにできます。

つないだら……


めくれるよ! 呪われた遺物は、6点と高得点だけど3枚めくると負けなのだ。


25点勝ちの図。


呪われて負けの図。


配分比はこんな感じ。

そのためには、タイルを取らなくてはならないのですが、これは毎ラウンド1枚しかめくられず、

お互いこれを奪い合うために……

運命スティックをふるのです!

スティックは3種類あり、ドットは運命点、波線はナーガの手助けをあらわしています。


プレイヤーには最初に、それぞれ5枚ずつのカードが配られますが……

このカードのうち、先手プレイヤーから順に、同じシンボルの物を任意の枚数裏向きで出して、上の数だけ運命スティックをふります。

運命点の合計が大きい方がタイルを取れるのですが、ナーガの目があればそれを消費して手札の下側の能力を使うことができます。

運命点を足したり……

相手のスティックを取り除いたり……

タイルを動かしたり……

カードを引いたり。

これも先手プレイヤーから初めて、交互に使うかどうか宣言。
両者連続パスで運命点を確定して、多いほうがタイル獲得。
タイルを取れなかった側は、次の開始プレイヤーになり、カードを3枚引いて2枚を自分に、残りを相手に渡すことになりますので、そんなに欲しくないタイルならあえてしゃがんでハンドアドバンテージを取るのもアリ。

毎ラウンド、このように新たなタイルをどの手札を何枚使って競り取るか……果たして自分にとってカード何枚分の価値なのか?
能力で取るのか、出目でとるのか、あえて取らずにしゃがむのか……が非常に悩ましい。
そしてこれら手札のマネジメントなどの戦略性もありますが、スティックをふるランダム性のおかげでギスギスしない内容となっており、短時間でプレイできる軽めの2人用ゲームとしてオススメいたします。

ナーガ・ラージャ
プレイ人数:2人
対象年齢:9歳以上
プレイ時間:30分
製作:Hurrican
デザイン:ブルーノ・カタラ、テオ・リヴィエル
価格:5,000円+税