ドイツEggertspiele商品が特選ゲームに登場!!


今まで、アメリカ製のゲームを中心に紹介してきた「GAME JAPAN特選ゲーム」ですが、初めてドイツゲーム「エガートシュピーレ社」の商品を取り上げてみました。今回はその中から4点を紹介します。


インペリアル(IMPERIAL)

このゲームは、プレイヤーが帝国主義時代の各国(オーストリア、イタリア、フランス、イギリス、ドイツ、ロシア)の資本家となり、祖国を資金の面でコントロールしながら経済力・軍事力を駆使してヨーロッパの覇権を競い、最も資金を増やすことができれば勝利です。(祖国の軍事面での趨勢は、勝利条件とは直接関係ありません。)
ゲームのプレイは、ロンデル上でそのターンの行動を決める方式です。選択できる行動は、工場建設、製造(工場から軍隊を作る)、輸入(軍隊を購入)、軍事行動、投資、課税の6種類。簡単な戦闘システムと、ダイス運などに左右されずに多様な展開を楽しむことができる、国家戦略に債券の概念を組みあわせた洗練されたゲームです。
多数の木製駒をはじめとする豪華なコンポーネントも魅力です。

2~6人用 約120分

私的ゲーム評価
ルール難易度 :中
 (ルール自体は難しくないが、勝ち方のコツをつかむ必要あり)
戦略性     :高 (運の要素が無いため、戦略と外交がすべて。)
運        :低 (上記の通り)
コンポーネント :優 (重量感のあるBOXと両面ボード。厚紙の紙幣や大量の木製駒は圧巻。)
言語依存度 :低 (ドイツゲームの特徴でもあるように、ゲームパーツにはほとんど文章は書いていない。)
※この商品はドイツ語/英語版(日本語訳ルール付き)になります。


ANTIKE(古代)

このゲームも、インペリアルと同様にダイスなどは使わずにロンデルを使用して行動を決める形の、運の要素が少ない戦略ゲーム。
プレイヤーは西洋の古代国家の元首となって、勢力を拡大していきます。まず都市を形成し、その都市から産出する資源(鉄、金、大理石)を元に、軍隊を作り、神殿を建立し、文明のノウハウを身につけていきます。勢力は、軍隊を使って開拓、他国の軍隊と戦闘、他国の都市を征服という順序で拡げていきますが、実際の古代国家が大きな王国を成立させることができなかったという故事に習い(?)、このゲームの勝利条件は、ある条件を満たすと入手できる古代の要人(王、学者、軍人、市民、航海士の5種類)を、必要人数分自国に引き込むことです。
ヨーロッパの古代史をシミュレートしながら、ゲームで集めた実在の偉人への興味も湧いてきます。
ボードは両面使用で、片面がローマ帝国を中心にした西方(ギリシア、ローマ、ゲルマン民族、フェニキア、カルタゴ、ペルシア)が舞台、もう片面がアレキサンダー大王の遠征を中心にした東方(ギリシア、ペルシア、アラブ、フェニキア、エジプト、バビロニア)が舞台で、2種類のゲームがプレイできます。

2~6人用 約120分

私的ゲーム評価
ルール難易度 :中
 (ルール自体は難しくないが、勝ち方のコツをつかむ必要あり)
戦略性     :高 (運の要素が無いため、戦略と外交がすべて。)
運        :低 (上記の通り)
コンポーネント :優 (重量感のあるBOXと両面ボード、大量の木製駒は圧巻。国ごとのイラストもお茶目。)
言語依存度 :低 (外国語はカード名のみ。ただし英語表記ドイツ語表記の両方あるので注意。)
※この商品はドイツ語/英語版(日本語訳ルール付き)になります。


スペースディーラー(Space Dealer)

このゲームは、リアルタイムで経過していく時間の中で、ソーラー衛星を完成させる事が目的です。
このゲームの特徴は、プレイヤー全員が同時にアクションを行うことです。そして、ゲーム中の任務をロボット(砂時計)にやらせることができ、それぞれの任務は砂時計分の時間が経過すれば完了という具合に、時間の概念が重要となります。ゲーム中は、カード効果の解決、ロボット(砂時計)への指示、他のプレイヤーとのトレード、勝利ポイント解決などを、全員同時に行動しているという独特の展開のゲームです。ゲームは30分経過したら終了。その時点での最多ポイント獲得者が勝利します。
なによりゲーム時間30分を計る、30分きっかりのBGMのCDが雰囲気満点。「3 minutes left…(残り時間3分)」などの時間のカウントも入ってます。
とにかく30分間全力疾走しながらプレイするゲームです。

プレイ人数:3人~4人(2セットを使えば8人までプレイ可能) プレイ時間:30分

私的ゲーム評価
ルール難易度 :中
 (斬新なシステムなので、慣れるまで時間がかかるかも)
戦略性     :高 (限られた時間内で、どれだけ仕事ができるか。これも戦略といえば戦略。)
運        :低 (運の要素はほとんど無し。)
コンポーネント :優 (たくさんの砂時計とタイルに圧倒されます。)
言語依存度 :低 (パーツには文章なし。CDの時間のカウントは英語。)
※この商品はドイツ語/英語版(日本語訳ルール付き)になります。


グアテマラカフェ(Guatemara Cafe)

エガートシュピーレの最新作がこのグアテマラカフェです。
箱を空けるとそこはかとなく漂うコーヒーの香り。なんと本物のコーヒー豆が入っています。(ただし「飲食しないで下さい」との注意書きあり。)おかげで、ボードも駒もコーヒーの香りがついて、いきなりムード満点でプレイできます。
このゲームは、生産エリア、農園エリアの2つのボードを使って、自分のコーヒー農園の生産を拡大していく経営戦略マルチプレイヤーゲームです。
プレイヤーの手番には、①農園の建設と②コーヒーの売却のどちらかの行動をとります。①では、生産エリアで倉庫、労働者、船、道路を確保し、お金を払って農園エリアに配置します。港に近い場所ほど配置するコストが高く設定されています。ここで、倉庫と労働者の地域から、港の船までのルートを道路を配置して確保しておくことが重要。②のコーヒーの売却の際に、コーヒーを売って資金を確保し、農園の配置ごとの勝利ポイントを獲得できます。
香ばしいコーヒーの香りに包まれながら、ちょっとリッチな気分で農園経営ゲームをプレイしてみるのはいかがでしょうか?

2人~4人用、約60分

私的ゲーム評価
ルール難易度 :中
 (ルール自体は難しくないが、勝ち方のコツをつかむ必要あり)
戦略性     :高 (他人の出方を見ながら戦略を立てる。)
運        :低 (運の要素を減らす選択ルールもあり)
コンポーネント :優 (重量感のあるBOXと両面ボード、大量の木製駒は圧巻。本物のコーヒー豆と麻袋までついています。)
言語依存度 :低 (ゲームパーツに文章はありません。)
※この商品はドイツ語/英語版(日本語訳ルール付き)になります。

以上4点のゲームは、ホビージャパン・オンラインショップのみで限定発売中です。