アトランティスから来た男『サバイブ:アトランティスからの脱出(Survive: Escape From Atlantis)』


アトランティスから脱出今日紹介しますのはアメリカご家庭ゲームの定番、
サバイブ:アトランティスからの脱出です。

ゲームは火山活動により沈みつつあるアトランティスより、自分の市民を安全な島まで脱出させるのが目的。行く手を阻むは危険がいっぱいの海。火山噴火で完全にアトランティスが沈むまでの時間は限られています!



コンポーネントはプラスチック製のタイルから、紙製のタイルに変わっています。
海抜の違いを表すために、紙の厚さも3種類


逃げ出すアトランティス市民。
しかも市民の価値は平等ではない!
何たる理不尽。おまけに配置後は点数の確認は自分のコマでも見ることができません。


こんなこともあろうかと脱出艇。
3人までしか乗れません。


襲い掛かるのは海龍、サメ、クジラ!
海龍は救命艇も市民コマも海の藻屑にします。
サメは泳いで逃げる市民コマに襲い掛かります。
クジラはなぜか救命艇をひっくり返して、乗っている市民コマを海に叩き込みます。

ゲームの流れは至極簡単。

後で述べる陸地タイルを使う機会があります。

市民コマや脱出艇を移動させます。一度危険な海に出たら陸には上がれませんので要注意です。


プレイヤーは沈むタイルを1枚選びます。
火山島のアトランティスは、最後の噴火が起こるまで、徐々に沈んでいきます。
裏には色々な指示がかかれており、これで他のプレイヤーの船を襲ったり、泳いでいる人を襲うのです!

島の真ん中にも海龍がいるので気をつけよう!
船には3個までしか市民は乗れない。他の人の足を引っ張るためには、自分の点数の低い市民を犠牲にすることも必要。
なお、取り除かれた市民コマは、ゲームが終わるまで確認できませんので、記憶力も重要です。


コレを繰り返して、火山タイルが引かれるまでに安全な島まで脱出させることができた市民コマの点数の合計が一番大きな人が勝ちです。


バリアントルールも色々あるので、遊ぶ人の好みで調節もできます。
これはイルカコマ。わんぱくフリッパーのようにサメや海龍から泳いでる市民を守ってくれます。

ゲームの展開はシンプルな内容もあいまってサクサク進み、プレイヤー間の醜い駆け引きが繰り広げられることとなります。
ハリウッドB級スペクタクルっぽいゲームをお求めの方には最適なゲームです。

サバイブ:アトランティスからの脱出(Survive: Escape From Atlantis)
プレイ人数:2-4人
対象年齢:8歳以上
プレイ時間:60分以上
ゲームデザイン:Julian Courtland-Smith
製作:Stronghold Game
日本語ルールつき
価格:6,000円+税

最初の発売はえらく古いゲームではありますが、今再販されているということはやはり懐かし需要ということもあるのでしょう。
個人的にはもう少し経済部分をしっかり作りこんで手直ししたKing Oilとかはいけると思うんですが。