アイエエエエ! ニンジャ!? ニンジャナンデ!? 『忍 -シノビ-』


今週末は、なぜか日本テーマのゲームが3連発という、前代未聞な状況になっておりまして、今回はその3作の中の1つ、ロシアのメーカーによるカードゲーム、
忍 -シノビ-
を紹介いたします。

プレイヤーは、忍者の頭目として、戦国時代のひそかに使えている武家のを手助けし、勝利に導くのが目的です。


勢力は5種類あり、カードには家紋と色しかありません。

最初にこれらのうち、いずれかの武家を受け持つことをランダムに決め、ゲームの終了時まで明かしません。

あと、忍者。

(黒装束ではないところがすごい!)

ルールは非常にシンプル。

1)手札4枚のうち1枚を、どれかを自分以外のプレイヤーの前(領地)に置きます。
(カードは各勢力ごと、枚数がわかるように置きます)

2)次に、自分の領地に手札を1枚置くか、すでに場に出ているカードのうち、自分の領地に置かれているもの以外のカードを、いずれかのプレイヤー(自分も含む)の領地に1枚移動させます。

3)最後に、自分の前に置かれたカードの勢力のうちどれかを選び、他のプレイヤーの前に置かれたより数の少ない、自分が選んだ勢力とは違う勢力に攻撃をさせます。(カードがプレイされた領地へは攻撃できないのですが、これが実に悩ましい……)

攻撃された領地のその勢力は、1枚が捨て札になります。

4)最後に手札を4枚になるまで補充します。

忍者は上記1)の時に捨て札にして使うことで、他のプレイヤーの前の軍勢を1つ選んでそのカードを1枚捨てさせるというもの。

山札が尽きたら、場に出ている勢力の総枚数を数え、自分の勢力が最も多かったプレイヤーが勝者となります。

自分の勢力を増やすには、どんどん場に出さなくてはならないが、どの勢力を支持しているのかばれてしまうと結託して減らされてしまう。
相手の場に自分の勢力を出して置けばよさそうだけど、移動させられたらすぐに削られる。
とまぁわりと淡々とバランスを取りつつ、自分の勢力は少し頭を出すようにする感じの流れになります。

内容は簡単なうえに、「ナンデニンジャ!?」といった内容ではあるのですが……
アートワークはすごい。

ロシアと言えば、大黒屋光太夫のころから日本には興味津々の国で、日本研究も結構されているのでさすがと言えばさすが。
正直ロシア便は早々簡単には入荷しないので、気になる人はお早目の入手をお勧めいたします。

忍 -シノビ-(Shinobi)
プレイ人数:3-5人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:約20-40分
製作:Right Games
価格:2,000円+税

1件のコメント

  1. webmaster 2013/02/05 10:53 am

    画像を入れたときに肝心なセンテンスが落ちておりました。
    ゲーム自体は地味で黒いよ。