銃携帯許可証を取得して、銃を合法的にキャリーし、緊急事態に備える。銃が好きな人なら、誰もが一度はそんな生き方を頭に中で思い描くのではないだろうか。しかし、米国では現実に17百万人以上の人がこれを実行している。だが緊急事態に直面して銃を使うときには、多くの責任が伴い、冷静な判断が必要となる。その心構えを解説すると共に、M&P9シールドをCCW用としてカスタマイズする。
ワルサーが新たに発表したQ5 MATCH SFは、ポリマーフレームではなく、スチールフレームを装備している。近年新たに開発されたモデルとしては非常に珍しい。重量はなんと1,200g!これは少しでも銃本体を重くして、マズルライズを小さく抑えるための選択だ。Q5 MATCH SFは、これまでのワルサーとは明らかに異なる、強いインパクトを持った製品に仕上がっている。
ドイツはこれまでに様々な9mmピストルを軍、警察が使用してきた。そこに打たれた小さな刻印一つ一つにも、それが使われた背景や事情が刻み込まれている。またドイツは第二次大戦末期、様々なスナイパーライフルを戦場に投入した。その多くは現物を目にすることがほとんどできないほどレアなモデルだ。ドイツアンティークガンショーの特別展示から、完全にコレクターアイテムとなっているそれらの製品をご紹介する。
ソフトターゲットに対する無差別テロ攻撃は、予めその発生を予測して対処することが困難だ。被害を最小限に留めるには、その現場に居合わせた警察官が日常的に装備している銃で対応、テロリストを制圧しなければならない。B&Tのユニバーサルサービスウエポン(USW)はハンドガンにコンパクトな折りたたみ式ストックを装着、瞬時にこれを展開させ、アサルトライフルを持つテロリストに対処するためのツールだ。通常のハンドガンと比べ、戦闘能力は明らかに向上する。
ハイスタンダードの.22オートといえば、H-Dミリタリーなど50年代のモデルが紹介される場合がほとんどだ。しかし、同社は1958年、デザインを一新したSUPERMATICを発表、新世代に移行した。今回ご紹介するCITATION Ⅱは後の時代に作られたコピーモデルだが、後期のハイスタンダード.22オートが持つ香りを色濃く漂わせている。ほぼ半世紀前のハイスタ流“最新鋭”を今、感じ取っていただきたい。
グロック社は今年4月、アメリカ合衆国税関・国境警備局が、サービスハンドガンとしてグロックの採用を決めたことを発表した。口径は9×19mmで、各部がモディファイされたG26、G19MOS、そしてニューモデルとなるG47の3機種だ。また、この8月にはUSシークレットサービスも、これまで20年以上使用してきたSIG P229 .357SIG口径から、CBPと同じG26、G19MOS、G47に変更することを発表した。現在、アメリカ法執行機関では新型グロックの採用が続いているのだ。
世界最強の市販量産型リボルバーはスミス&ウェッソンのモデルS&W500といわれている。しかし、実際はちょっと違う。現在最強の市販量産型リボルバーはマグナムリサーチのBFR .450マーリンなのだ。これこそが世界最強リボルバー、その真打だ。
予定外だったが、九四式拳銃を新たに入手した。昭和15年製で、既に持っていた昭和16年製とは1年違いでしかない。九四式なので同じ中央工業で製造したものだ。第二次大戦はまだ始まっていない。そんな時代に作られたこの2挺の部品互換性はどうなのだろうか。職人が一挺ずつ仕上げていて、互換性がないといわれた当時の日本軍銃器だが、実際のところどうだったのか、この機会に確認してみることにした。
ジョージア州ダラスのヘッドダウンファイヤーアームズは、日本ではほとんど知られていない。しかし、自社ブランドのARを製造/販売するほか、グロックのカスタマイジングやセラコート施工、カイデックスホルスターの製作、乱射事件に対応するコンパクトARパッケージの提案など、幅広い活動を行なっている。今回は、そんな新興メーカーを訪問、その製品や製造現場の様子をお伝えしたい。