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「光刃の魔王と月影の少女軍師」発売記念 桜崎あきと先生スペシャルインタビュー


ブログメイン更新担当・緑茶です。

ついに発売された、
第8回HJ文庫大賞・大賞受賞作「光刃の魔王と月影の少女軍師」
その作者である桜崎あきと先生に、本作を書くきっかけやお気に入りのキャラクター、今後書いてみたい作品まで、様々な質問をぶつけて見ました!!

光刃の魔王 カバー

※クリックすると紹介ページに移動します



――大賞受賞作「光刃の魔王と月影の少女軍師」がいよいよ発売ということで、現在のお気持ちは?
桜崎あきと(以下桜崎):とうとうこの日がやってきたな、という気持ちです。
このインタビューを受けている時点で、書店さんには既に本が並んでいまして、店員さんに許可を取って写真を撮ったり、10分ほど売り場の近くで他の本を見ながらお買い上げの瞬間を見届けようとしたりしました。残念ながら記念すべき瞬間には立ち会えませんでしたが、目立つディスプレイをしていただいた店員さんには心のなかで感謝が尽きません。素性を明かしていませんので、「なんだろうこの人」と思われていそうですが。


――では本作がどんな作品なのか、ご本人から改めて解説して頂けますか?
桜崎:中世をモデルとしたファンタジー世界で、国家最強クラスの戦士である主人公が、知謀に長けた軍師と力を合わせることで困難な戦況を覆し、戦争の糸を引く宿敵を倒すという内容です。
主人公は個人の戦いではほぼ負けませんが、やはり大軍を相手にしたり、自分が居ないところを攻められると弱いというのはどうにもなりません。主人公の国が完全に敵の軍師にしてやられたあと、その軍師とゆえあって手を結び、戦争を終わらせる方向に向かっていきます。ここで軍師が年季の入ったいい味の出ている中年男性だと男らしく鉄の匂いがする戦記ものになりそうですが、軍師が少女だったら、びっくりするほど色々変わってしまいます。 つまりギャップ萌え戦記です。その言い方だと各方面からお叱りを受けそうなので、ライトとエピックの中間、ミドルファンタジーと名乗りたいと思っています。


――本作を書こうと思ったきっかけは何でしょうか?
桜崎:主人公無双もの、軍師ものが書きたいなとぼんやり思っていまして、その構想がHJ文庫にぴったりなのではないかと個人的に思い込み、幾つかの作品を研究した結果、やはり自分の見出した答えである程度あっていそうだとこれまた勝手に思い込みまして、ありあまる情熱を込めて投稿しました。


――本作の主人公、「光刃の魔王」リクトとは、どんなキャラクターなのでしょうか?
桜崎:とにかく強く、行動力があり、ナイスガイです。 僕の中でのナイスガイとは、乙女心に対して鈍すぎず、やるときはやってくれるタイプの男子です。ただ強いと言うだけでは伝わりませんので、リクトの見ている世界のスピード感をそのまま描写するよう心がけています。こんなやつは絶対敵に回したくないけれど、味方にすると凄まじく安心出来る、そんな主人公です。


――それではもう片方の「少女軍師」アルシェについても教えてください。
桜崎:アルシェは軍師に必要な能力を天分として与えられましたが、本当は戦争を望まない優しい少女です。 十三歳と登場するキャラクターの中では最年少ですが、五歳上のリクトが感嘆するほど理知的です。 こんな女の子がいたら実は年上の威厳を保てなくて大変だと思うのですが。余談になりますが、なにげに最もサービス精神が旺盛なキャラでもあります。口絵の三枚目、最後の挿絵はぜひお手元でご覧いただければと思います。 十歳うえのクルドという兄がいて、騎士団長を務めているのですが、彼もアルシェの戦才を認めて対等の存在と考えています。 二つの国の頂点に立つ強者に全幅の信頼を置かれることになる軍師、それがアルシェです。


――特に気に入っているキャラクターがいれば教えてください。また、その理由は?
桜崎:全キャラに思い入れがありますが、あえてリクトとアルシェ以外で挙げますと、マリエスと後半で出てくるキャラのフレイアです。
マリエスは緊張感が続きがちな戦争ものに、ムードメーカーとして一息入れられるので、最初から最後まで活躍しています。 後半で出てくるフレイアは投稿時から存在したキャラなのですが、卵の黄身さんにイラストをお願いするかも、という段階でさらにイメージが固まりまして、素敵なことになりました。リクトのパーティを大幅に強化する役割を担ってくれているので、今後も活躍する予定です


――本作でいちばんの見どころ、「ここを楽しんでほしい」という点は何でしょうか? 作者目線で教えてください!
桜崎:突出した強さを持つ武将同士の一騎打ち、アルシェの策によるルクサンブル陥落までの攻城戦という戦争部分はもちろんなのですが、リクトとマリエス・セシルという魔将同士の絆や、敵に占領された砦に密かに潜り込んで目的を達成する潜入パートも、戦況を一気に引っくり返すのは主人公を始めとした少数の力なのだという点で、じわじわくるカタルシスを感じていただけるかと思います。
具体的にどういった流れで話が進むのかは、未読の方にはネタバレになるので、曖昧で申し訳ございません(^^; 立ち読みで埋まっている幾つかの伏線については解消されますので、それも「おおっ」と思っていただければなと思っています。


――卵の黄身先生のイラストの印象は?
桜崎:HJ文庫での前作を見て衝撃を受けたイラストレーターさんでしたので、編集さんとの打ち合わせの中でお名前が上がった時は「本当にいいんですか」と思いました。何が本当にいいのかというと、あんなムチムチ……もとい、魅惑のスタイルを持つ女性を描かれるイラストレーターさんに挿絵を描いていただいたりしたら、僕の筆力以上にキャラの魅力が出てしまうのではないかと思ったからです。まさに危惧していた通りの展開になりましたので、絵に負けないよう描写を研鑽しなければと思っています。戦記に重要な部分である武器防具のデザイン、魔術に対応した紋章デザインも提案していただけて非常に助かりました。


――――卵の黄身先生にキャラクターをデザインしてもらうに当たり、特に意を汲んでもらったところはありますか?
桜崎:デザインをお願いするためにキャラクターシートを提出したときは、こんなに設定したら煩雑になってしまわないかと内心で心配しておりましたが、見事に要点を汲んでいただけたので、毎回デザインを見て感嘆するばかりで、ほぼ何も言うことはありませんでした。イラストレーターさんの底力を思い知りました。


――これがライトノベル作家としてのデビュー作になりますが、今後書いてみたい作品はありますか?
桜崎:ファンタジーものが元来一番好きなジャンルですので、戦記ものでない違うアプローチのファンタジー作品を書いてみたいという気持ちもありますし、現代をベースにした恋愛コメディ、異能ものなども良いなと思いまして、草案をストックしています。常に書きたいものがなくならないよう、ライトノベルの先端を眺め続けていたいと思っています。自分一人では次に時代を築くジャンルを見つけられないという意味でもあるのですが。


――それでは、最後に読者に向けてのメッセージをお願いします。
桜崎:初めまして、桜崎あきとと申します。まだ駆け出しの新人ですが、出来る限り長く本を出し続けて、HJ文庫らしさを感じる作品の中に、自分のタイトルを挙げていただける日まで走り続けたいと思っています。新作タイトルの中に名前を見かけましたら、「おっ、やってるね」と思っていただければ幸いです。それでは、ここまで見ていただいた皆様に改めて御礼を申し上げまして、結びとさせていただきます。


――ありがとうございました!


というわけでご紹介して参りました、、大好評発売中
「光刃の魔王と月影の少女軍師」
もっと知りたい方は、こちらの紹介ページも
是非チェックしてくださいね!


(緑茶)