雨宮慶太・原作、小林雄次・作による小説『牙狼GARO 妖赤の罠』が連載される『白夜の魔獣』につづく完全新作が読めるのはもちろん宇宙船だけ。小説『牙狼GARO 妖赤の罠』は宇宙船 Vol.120(4月1日発売)より連載開始!
そして今回、小説『牙狼GARO 妖赤の罠』の連載開始と「宇宙船」復活を記念して、雨宮慶太氏と小林雄次氏よりコメントが到着した!
祝! 新生宇宙船出航!

今をさかのぼること約25年前、当時まだ学生だった自分が手にした一冊の本がある。
それが宇宙船だった。特撮というジャンルは幼年誌だけのものだった時代に、宇宙船は若者向けの本として出版された。その衝撃を何と言葉にしたらよいだろうか。
「君たちは世間的にはもう立派な大人であるけど、子供の頃から好きだったゴジラやウルトラマンをこれからもずっと好きでいていいんだよ」
と宣言してくれたのが宇宙船である。その好きが高じて、それを職業にしてしまった読者の一人が自分である。その後まさか自分の絵が、誌面に掲載され一人の作家として紹介されるとは思わなかった。
そして今回、新生宇宙船で、また以前と同じように誌面に関われる機会をもらった。
しかも自作の中で特に思い入れの強い『牙狼 GARO』でという嬉しいオファーだ。
ではどんな牙狼ワールドをつくろうか?
何カ月も頭を使って一つ結論に達した。それは、キチンとした牙狼の続編にしようと。
題名は<妖赤の罠(ようせきのわな)>。テレビシリーズ、そしてスペシャルで制作した「白夜の魔獣」の後の主人公・冴島鋼牙の物語である。盟友・小林雄次氏の手による小説という形態ではあるが、これはまぎれもなく牙狼の本筋の物語だ。全体の構成もシリーズと同じ熱量で着手した。
そして牙狼にふさわしいドラマの着地点を用意したつもりである。
撮影行為すらないが、これは小林雄次の手によって監督される牙狼の新シリーズであることを原作・総監督して保障する。
今度の宇宙船の出航にどのぐらいの燃料が積まれているかは知らない。が、この航海が、決して途中で終わることなく、新たなクルーが搭乗するまでは、熱く見守ってほしい!
と、お願いする。発刊の激励の言葉として――。
雨宮慶太
牙狼 GARO 新連載に寄せて

『宇宙船』復活、おめでとうございます。
この数年間、脚本家としてさまざまな作品に関わってきました。中でも自分にとって代表作と胸を張って宣言できる史上最強の特撮作品、それが『牙狼<GARO>』です。テレビシリーズはもちろん、小説『牙狼<GARO>暗黒魔戒騎士篇』(朝日ソノラマ・刊)を執筆して以来、続編を書きたいという意志は常に胸の内にありました。それが遂に実現するばかりか、『宇宙船』誌上で連載できるのは光栄の極みです。
『宇宙船』は私にとって言わば「特撮学校」のようなもので、脚本家を本業とする前、ライターとして人生勉強をさせていただいた貴重な場でもありました。そんな古巣である『宇宙船』に、今度は小説というジャンルで恩返しができるのは、もはや運命というほかありません。
本作は、雨宮慶太監督から新たにご提案いただいた原案をもとに展開する、正統な『牙狼<GARO>』の続編です。しばらく牙狼の世界から遠のいていた私は、執筆という孤独な戦いを前に、今、武者震いを感じています。果たして鋼牙と共にホラーに立ち向かうことができるのか、剣の斬れ味は鈍っていないか、幾ばくかの不安もあります。
けれど、私には多くのザルバ(友)がいます。立派に成長を遂げたキャラクターたちと、彼らを育て上げた多くのクリエーター、そして『牙狼<GARO>』というコンテンツを応援し続けてくださるたくさんのファンの方々……。皆さんの意志を受け継いで、『牙狼<GARO>』を新たなステージへと飛躍させるべく、全力で立ち向かう所存です。
おっと、ザルバが呼んでいます。そろそろ執筆の戦場に馳せ参じます。読者の皆様、『宇宙船』誌上でお会いしましょう!
小林雄次