ウォーハンマーノベル 吸血鬼ジュヌヴィエーヴ
◆ 吸血鬼さえ圧倒するオールド・ワールドの奇怪な物語
ドラッケンフェルズ城での惨劇を生き延びたジュヌヴィエーヴとデトレフは、互いに特別な絆を感じていた。人間と吸血鬼という奇妙な組み合わせではあっても、幸せな生活を楽しんでいたのだ。 とはいえ、ジュヌヴィエーヴはドラッケンフェルズ城の事件の後、次第に人間の闇の部分へと惹きつけられていくデトレフに不安を感じてもいた。デトレフの新作劇は初演から大喝采を浴びることとなったが、昏く深き闇からの使者が、ひそやかに、だがすぐそこにまで迫っていた。
◆ 登場人物
第一部「流血劇」
- ドラッケンフェルズ:大魔法使い。五年前にデトレフとジュヌヴィエーヴに滅ぼされた
- ジュヌヴィエーヴ・デュドネ:見た目は十六歳だが、実際は六六八歳の吸血鬼
- デトレフ・ジールック:天才演出家で俳優 ジュネの恋人 ドラッケンフェルズを倒した
- エヴァ・サヴィニアン:めきめきと力をつけている新人女優
- イローナ・ホーヴァシー:劇団の看板女優 ドラッケンフェルズ(D)事件の目撃者
- ラインハルト・イェスナー:イローナの夫で俳優 D事件の目撃者
- パパ・フリッツ:劇場の名物おじいさん 楽屋番 劇場のことならなんでも知っている
- 落とし戸の悪魔:劇場に棲みついている 幽霊? 精霊? 悪魔?
- 意志:ドラッケンフェルズが残した仮面に宿るクリーチャー
第二部「永遠の闇の家」
- アレクサンドル・クロソウスキー公:キスレヴの貴族出身の革命家 詩人でもある
- アントニア:ダマトの情婦以前は踊り子と女優をしていた 明るい性格の持ち主
- イシドロ・ダマト:ミラグリアーノの裕福な水商人だったが現在は逃亡中
- メルモス・ユードルフォ:ユードルフォ家の当主 老メルモス 百二十歳以上
- モントーニ:老メルモスの長男 六十年前から行方不明
- スケドーニ:老メルモスの次男 若い頃は放蕩の限りを尽くしたらしい老人
- マティルダ:スケドーニの妻(として幽閉されている)変異石の犠牲者?
- アンブロシオ:老メルモスの三男 女好きの聖職者
- フラミネア:スケドーニの娘 道徳にうるさい
- ラヴァッリョーリ:フラミネアの夫 ピンタルディとの決闘を繰り返している
- クリスタベル:ラヴァッリョーリとフラミネアの娘 黒髪の豊満な美女
- ピンタルディ:モントーニが出奔後に作った子供の子
- 小メルモスとフローラ:十歳の双子の兄妹 ピンタルディの子
- フラミネオ:フラミネアの双子の兄。すでに他界
- ジュヌヴィエーヴ:フラミネオの娘。十六歳
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第三部「ユニコーンの角」
- ジュヌヴィエーヴ:十六歳の少女の姿を持つ吸血鬼。ルディゲル伯暗殺を命じられている
- ルディゲル・フォン・ウンハイムリッヒ伯爵:帝国一の狩猟家であり、皇帝の信頼厚い大貴族
- ドレムス・フォン・ウンハイムリッヒ:ルディゲル伯の息子 アルトドルフ大学の学生で、感性豊かな青年
- マグナス・シェルラップ伯爵:ルディゲル伯の親友。先帝ルイトポルトに無敵の勇者≠ニ称えられた老戦士
- モルナン・ティバルト:帝国財務省大臣 ルディゲル伯と敵対関係にある
- オト・ヴァールニク:アルトドルフ大学の学生クラブ、カール・フランツ盟友会議長 平民から成り上がり大公となった
- バルトゥス:森の案内人 ティバルトに送り込まれた密偵
- セラフィーナ・フォン・ウンハイムリッヒ:ルディゲル伯の亡き妻 落馬により死亡
- シルヴァーナ・ド・カストリーズ:ルディゲル伯の目下の愛人
- アヌルカ:フォン・ウンハイムリッヒ家の召使い 最果て山脈の出身
◆ 著者について
ジャック・ヨーヴィルは、ホラー作家として有名なキム・ニューマンのペンネーム。キム・ニューマンは『ドラキュラ紀元』(東京創元社刊、原題 "Anno Dracula")シリーズの作者で、数々の受賞経験を持つ、ホラー小説のベストセラー作家である。また、熱狂的なSF専門家であり、英国随一の変わり者としても知られる。現代の英国において、もっとも聡明でイマジネーションあふれる作家の一人として認められている。Bram Stoker Award(ブラム・ストーカー賞)、British Science Fiction Association Award(英国SF協会賞)短編部門、他多数受賞。 ジャック・ヨーヴィルの名前では、ゲームズワークショップが展開するウォーハンマーのファンタジー世界を舞台とした小説や短編作品を発表している。
- 著者/ジャック・ヨーヴィル 表紙イラスト/クリステル・スヴェーン
- 翻訳/藤沢涼、小林尚海、朝月千晶
- HJ文庫G(文庫) ¥893(本体¥850+税) ISBN:978-4-89425-604-0
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