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まずコズミック・ホラーとは何ぞや? という話なのですが、直訳では「宇宙的恐怖」です。 細かい説明を省きつつ、語弊を恐れずに言えば「宇宙って怖いよね」とか「海って怖いよね」みたいな巨大で広大なものに対する人間の根源的な恐怖を綴った物語です。 その恐怖感を邪神や怪物、怪異としてなぞらえ、それに対し怯えたり、狂気に陥ったり、立ち向かったりする人々を描くのがコズミック・ホラーです。 具体的には「クトゥルフ神話」として知られる作品群のことを指すことが多いです。 近年TRPGとしてヒットし、話題になっているので聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。 この「クトゥルフ神話」ですが、ライトノベルに限らずサブカルチャーへの影響力は絶大で、知らず知らずのうちに数々の作品を通じてあなたの脳裏に這い寄っているはずです。 そこで「クトゥルフ神話」に興味はあるけど、何を読んで良いか分からないという人にお薦めなのが、本作「異界心理士の正気度と意見1 ―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―」です。 舞台は日本。江ノ島に邪神が上陸したという設定で、異界と化した鎌倉周辺に住む人たちの物語です。 主役は女性心理士、間宮純(まみやじゅん) 怪異から正気を保とうとする人たちにとって救いとなる職業、心理士。 危険な仕事と自覚しながらも、怪異に魅せられてしまった純は異界の近くで怪異が起こす事件に引き寄せられていきます。 もう一人の主役は、異界に住むヤミ心理士、島野偃月(しまのえんげつ) 異界に侵された人間の治療が専門の心理士。 ロヤの目という特殊なアイテムが先に付属した杖を用い、魔術を操る。 「人間は怪異を欲している」を信条としており、 純に対して「人間でないヤツにはモテやすい」と評しています。 人間嫌いと言いつつ、なんだかんだ怪異に巻き込まれる純を助けることになります。 この2人を中心に様々な怪異、事件を解決していく短編連作形式の本作。 怪異譚として、現代魔術バトル物として、コズミック・ホラーの入り口として身構えることなく読めるので皆さん是非お手に取ってみてください。 『異界心理士の正気度と意見1 ―いかにして邪神を遠ざけ敬うべきか―』 は、HJ文庫より4月1日(木)発売です! さらに本作は店舗特典も盛りだくさん! 水城正太郎先生書き下ろしSSペーパーやリーフレットをはじめ、 様々な書店さまにご協力いただき、店舗特典をご用意いたしました! こちらの記事で確認してみてくださいね! 発売日には是非、書店さまへお立ち寄りくださいませ! 最後に恒例の書店様用POPも公開。 こちらを見かけたら、是非本をお手に取ってみてくださいね!※クリックすると拡大します。
(緑茶)