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筑土城


休日を利用して、「都内に眠る中世城郭巡り」をまた敢行してきました。

今回紹介するのは、飯田橋の「筑土八幡神社」の場所にかつてあったとされる「筑土城」。
室町時代、関東で権勢を振るった扇谷(おうぎがやつ)上杉氏が築いたと言われる城跡です。
筑土八幡神社は小高い丘の上にあり、近くを神田川が流れるなど、なかなかの要害の地にあります。

南東の方向、わずか2キロほどの場所には江戸城が存在しているので、
室町時代には江戸城の出城として使われていたのではないでしょうか
(江戸城主の太田氏は、もともと扇谷上杉氏の臣下でした)。



筑土八幡神社。八幡大菩薩は源氏の氏神で、このため関東各地に勧請されました。




神社のある高台から見下ろすと、けっこうな急勾配であることが分かります。

神社の入り口にある看板には、「文明年間(1469~1486)に扇谷(上杉)朝興が築いた」とあります。
もっとも扇谷朝興は1488年生まれらしいので、彼が文明年間に城を築くのはちょっと難しそうです。
彼の代に小田原の北条氏との抗争が本格化し、
武蔵東部を支配していた太田氏が北条側に寝返ったため、江戸城は北条氏の手に落ちます。
このとき、筑土城も北条氏の手に落ちたものと思われます。




筑土八幡神社の社殿。
訪ねたのが例大祭が終わった翌日ということもあり、境内は静まりかえっていました。

飯田橋(神楽坂)にはもう一つ城跡があるのですが、それはまたの機会に。

  (権)