ノイエン:こんにちは。瑠璃の歌姫クアリッタです。今回はハルフェアの入口、ベグヴエームから、萌黄の歌姫ノイエンをお迎えしてお送りしたいとおもいます。
ノイエン:はい、はーい。ノイエンでっす。よろしく!で、なんでクアリッタが司会で私がゲスト?
クアリッタ:そう度々、ハルフェア女王でもあってご多忙なソルジェリッタ様にお願いするのも難しいですし、ラナラナ姫はお若くて都のルリルラ以外の土地や都市にお詳しいわけでもなくて。
ノイエン:それで私?他にもいる気がするけど・・・。
クアリッタ:あとはノイエンが私に話があるとか息巻いてたと聞いたので。
ノイエン:ああ、それはあとあと。それよりベグヴェームを紹介しないと。
クアリッタ:そうですね。 ベグヴェームは、シュピルドーゼのツィナイグングに対応するハルフェア側入口となる港町です。
ノイエン:内海に面しているから波も気候も穏やかで、いろんなものも獲れるところです。 東には都のルリルラへ街道が伸びていて、ルリルラで保養しようとしたり、保養してきて帰る旅行者でいつも賑わってます。 温泉はルリルラが有名だけど、この街道沿いにはほとんど途切れなく食事処やお土産屋、宿屋があるし、何箇所か温泉も並んでいて、ベグヴェームとルリルラの間を丘を越えて行き来するのに困ることはないです。
クアリッタ:旅行で他国からルリルラへ来る際には、本島の行程の間は日数と次に到着する町を気にしながらの旅なのですが、ベグヴェームへ渡ってしまうとノイエンが紹介しましたようなことになるため、もうここからバカンスと感じる人が多いようです。 食べて飲んで湯に浸かって、短い距離であるルリルラまでの道の間に本島でかかったのと同じ日数を過ごしてしまう、というもっぱらの評判です。
ノイエン:ただでさえハルフェアは農産物がたくさん取れるところで、沢山取って持っていこうとすれば別だけど、1人とか数人の旅人が取って食べるくらいなら目くじら立てないし。
クアリッタ:ベグヴェームの街自体は、海沿いは水産、中ほどは観光、内陸よりは農業とそれぞれを得意な地域になっていて、ベグヴェームやその周辺でも十分にリラックスしてリゾート気分を満喫していただけます。
ノイエン:やっぱりリゾート国家ハルフェアの入口だからね。その良さはぜひ訪れて実感してください!
クアリッタ:ところで、あとに回した話ってなんです?ノイエン。
ノイエン:私が旅の用心棒みたいだって、言いふらしてるでしょ?ブリギットとかカノーネとかに果し合いを申し込まれて大変だったんだから!
クアリッタ:あら、実際に追い返したときのことを言っただけですよ。ほら、ちょっと絡まれて、名乗ってあなたがタンカを切ったら、なにもしないで帰っていった方々がいらしたでしょう。
ノイエン:あのときはクアリッタだって凄んでたじゃない!それにブリギットにはずいぶんなこといわれたよ。「『わたくしたちの前に立ちふさがるような命知らずな方は、ノイエンがばったばったと片付けてくれる』と言ってた。」とか。
クアリッタ:それは大げさですわね。片付いたのは確かですけど訂正しておきますわ。
ノイエン:そうしてよ。なんか誤解されてそうだもの。
クアリッタ:次回は本島に戻ってシュピルドーゼ北方からお送りします。それでは。
ノイエン:私の司会にも戻るからね〜。ノイエン派の人はご心配なく!ではでは。

§ ベグヴェーム(ハルフェア)

地図
ハルフェアの港町。実質的にハルフェアの入口となる町で、ツィナイグングとの船の行き来が旅人の足となっている。
港町といってもそれほど大規模な港湾施設があるわけではなく、ツィナイグングとの客便には桟橋があるものの、地元の船に関しては平底の船を砂浜に引き上げる形で運用されていて、それが出来ないほどの大きさの船舶はほとんど見られない。
町並みは海側から内陸へ向かって、漁師町、観光宿泊街、農地域となっており、さらに内陸へと都のルリルラへ繋がる街道が伸びている。
この街道は緩やかな丘陵地帯を抜けてルリルラへ至るが、その間も道の両側には数分歩くと到達するほどの近さで店や宿が連なっている。これらは街道客相手の商売を生業としているわけではない地元の生産者であり、もうけよりも他国からの来訪者の話を聞くために商っている。

本島から渡ってくる旅行者がハルフェアについての第一印象をこの街で持つわけだが、それはハルフェアの他の地域を訪れても異なることは無く、農業国でリゾート国家であるハルフェアの雰囲気が十分まとまっている街と言える。