黄金の歌姫

アーカイアに身を置くものであれば知らぬ者はいない歌姫の中でも別格の存在。
200年前の歌姫大戦を引き合いに出すまでもなく、常にアーカイアの趨勢にかかわってきた存在であるとともに、女だけの世界で唯一出産に関する儀式を執り行い、しかるべき女性に子供を授けるアーカイア住人の人生においての「母姫」でもある。
機奏英雄の前に現れることがないままであったが、それは当の機奏英雄を召喚するために行った儀式の反動で深い眠りに落ちていたためである。黄金の歌姫が眠りから覚め、その姿を現したのはこの大戦も終盤に至ってからで、その時点で白銀の歌姫とそれを支援する国家とその王女だけでなく、一方の最高評議会とも道を分かつ事態となっていた。
だがアーカイアの在りようを変えてでも機奏英雄と歌姫を救う「ノクターン」を実施するため、少ない手勢を率いる。黄金の歌姫の機奏英雄や絶対奏甲は知られていない。神ならぬ身に黄金の歌姫のパートナーが勤まるとは考えにくいが・・・。