はらたいらさんに『オールイン:予言』


トリックテイキングの流行から、波及してそのほかの伝統的なカードゲームシステムをつかったゲームが出始めています。
今回紹介するのは、そんな伝統的な『ポーカー』ベースのゲーム、

オールイン:予言

です。

コンポーネントはカード54枚で、4スート×13枚+ジョーカー2枚の内訳はトランプ同様。カードの紙質は結構よい。

ただし、カードには何やらアイコンが書かれています。

早見表カードは裏表2パターン(伝統的な役の強さと、ちょっと違うもの)

得点トークンであるルーントークン50枚。

結構厚手。

予言トークンは木製。

……オレンジのだけなんか怖いよ?!

あと「ディスプレイ」を造るためのフレーム。

組み立て式で、人数によって幅を変えます。


ゲームは3ラウンドにわたってプレイされます。

各自に手札としてカード5枚を配ります。
予想トークンと早見表も配っておきます。
早見表はA面、B面いずれを使用するか決めおきましょう。A面は通常のポーカー役の順位付けですが、B面は実際の確立に合わせた役の順位付けになっています(はず)。

フレームには2枚カードを配置しディスプレイとします……こちらは右まで埋まったら左に戻って重ねて配置します。全てのスロットが2枚ずつ埋まったらラウンドが終了することになります。

ポットとしてルーンは4枚用意します(2、3ラウンド目は枚数が変わります)。

これは勝者予想の当たった人の間で山分けするもので、獲得されなかったり端数が出たらそのまま次のラウンドに残ります。

手番にできることは3通り。

1) カードを1枚プレイする

カード効果はここにあるアイコンで示されている

プレイする―ドにより、山札からカードを引いたり、ディスプレイからカードを引いたりいろいろ効果があります。

通常のポーカーでの手札のチェンジを、この「カード効果」でやる感じ。

左図のものは「ディスプレイからカードを1枚とる(必須)」「山札からカードを引く」「他の人1人の手札の現在の役を尋ねる」です。

ディスプレイの「スペードの6」を取る。

6のワンペア確保。

山札から1枚引く。

やって損はないハズ。

ただし、プレイしたカードはディスプレイに置かれるため、下手なカードは流せません。

「スペードの9」は果たしてどうなのか……

余った手札は捨て札にします。

これは誰も取れないので、よくよく確認しておくべし。

2)パスする

パスすると山札のカードを1枚、ディスプレイに追加します。
パスしても次の手番が来たらまたいずれかの行動が行えるので注意。

一周様子を見る、という作戦もアリ。

3)オールインする

つまり、「この手で勝負する」宣言。

手札は伏せて置き山札から2枚ディスプレイに追加するのに加え、以降は毎手番山札からカードをディスプレイに1枚追加するだけ(パスと同じ)。
他のプレイヤーとの勝敗などにらみつつ、終わらせるタイミングも微妙にコントロールできる……かも。


さて、ディスプレイが埋まってラウンドが終了したら得点計算。

まず「誰が勝者なのか(一番強い手なのか)」を手番順を継続して、投票します。
これまでの手札からプレイされたカードなどから推測するわけです……麻雀みたいだなこれ?!

この「予言」の的中者はポットのルーンを貰うことになります。
的中者複数人いた場合は均等に分けたのち、あまりは次のポットに加えます。
誰も当てなかった? もちろん次のラウンドのポットに加えます!


上手ではフルハウスで右上のプレイヤーが勝者で、自分に予想していたので4ルーンまるまる獲得。

そして、手札の強さでもルーンをもらいます。
最弱はワンペア。1ルーン。
最強はストレートフラッシュ。10ルーン。

今回はフルハウスで6ルーン獲得。ポットも当ててるので合計10ルーン。

フラッシュでル5ーン。

ストレートで4ルーン。

ただしここには見えていないが、カードの能力で獲得したルーンも2ルーンある……

最弱の1ペアで1ルーン。

ブタよりまし。

ただし、ジョーカーであるルーンカード1枚につき2ルーンも獲得。合計5ルーン。
(なお、どの「カードとしても扱うジョーカー」としては機能しない。)

結構配分差が大きいけど、ディスプレイにあるカードで、プレイ中にある程度作れる手が分かるから狙いどころや切り上げどころが分かるかな?

そして次のラウンドになりますが、準備はほぼ同じ。
ただしポットに加えるルーンの枚数が違います(3人以上のゲームの場合、2ラウンド目は4枚ではなく6枚!)。
開始プレイヤーは現状ルーンが一番少ない人から……こうやって、3ラウンド終了したるのち、いちばんルーンの多い人が勝者となります。


ゲームのメイン猿人はほぼほぼポーカーですが、色々ひねった感じ。
デザイナーは『クマ牧場』や『ラ・ラマ・ランド』『考古学カードゲーム』のフィル・ウォーカー=ハーディングで納得のデキ。
ポーカーベースでも、普通のポーカーよりは訳を組み立てやすく、ビッドがメインではないあたりは本来のポーカーを知らない人や、ポーカーの相場観に慣れていない人にもサクサクプレイできそうな印象。
プレイ時間も短く、何を捨ててどの手を組み立てるのかという思考や駆け引きも爽快な小箱ゲームとしてオススメいたします。

オールイン:予言
プレイ人数:2-5人人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:30分
製作:Next Move
デザイン:フィル・ウォーカー=ハーディング
価格:2,600円+税

※コンポーネント的に通常のトランプとしても使用できますし、ルーントークンをチップとして使うことも可能なので何気に重宝しそう……