でかい体も命はひとつ『ファースト・ジャイアント:古生物博物館』


毎年必ず、日本各地で開催される恐竜をはじめとした古生物展示企画……
古生物博物館は日本にも結構あるのですが、

ファースト・ジャイアント:古生物博物館

もそんな古生物の展示をしている博物館がテーマのゲームです。

コンポーネントが素敵すぎる……

収納ボックスが付いていて、ボードとルール以外は箱に入っている。

発掘現場に送り込む各プレイヤーのマーカーは、レーザー加工でエングレーヴが施されている……ゲーム内での通貨となる琥珀トークンもそれらしい色で雰囲気ばっちり(実際の琥珀はガラスはおろかプラスチックより軽いのだけどそこは雰囲気)

カードは裏面には精緻な古生物の全身骨格のイラストが、表面には復元図が。

そのほか得点トークンや、目標となるニューストークンなども。

準備するとこんな感じ。

カードをシャッフルして表向きの山に……次にどのカードが出るのかは分かる。

中央には4カ所の発掘現場を置き、山札からカードを2枚ずつ配置します。

ニューストークンはまとめて並べて置き、そのほかセットトークン、得点トークン、琥珀トークンはまとめてサプライにしておきます。

各プレイヤーには自分の博物館ボードと対応する色のマーカー4個と琥珀を2個受け取ります。


ゲームの目的は、自分の博物館にテーマに沿った化石を展示して得点を得ること。

手番にできることは2通り。

1)自分のマーカーが無い発掘現場にマーカーを1個置いて、そこからカードを1枚獲得します。
ワーカーを置くいて……


カードに効果があったら解決します。

カードには持続効果のあるものと、1回限りの効果を持つものがあり、既に獲得した持続効果を持つカードの中には、条件が満たされる限り何度でも効果を発揮します。

この発掘した、研究中(?)の化石のさまざまな効果でエンジンを組んでいくことになります。
《アヌログナトゥス》はいずれかのプレイヤーが「群れ」カードを獲得したら琥珀1つを得る……
《ブラシロドン》はいずれかのプレイヤーが「群れ」カードを獲得したら点数を得るかカードを得点化するための「展示」を(自分の手番でないのに!)行なえる……うまく回すといいことあるぞ!

※カード効果の詳細は、別表に詳細がまとめられています。

そしてカードはその後補充されます。

自分のマーカーがある場所にはそれ以上マーカーは置けません……つまり、次に来るカードは分かっているけど、そのカードが欲しい場合、置かれる発掘現場には自分のマーカーがあると取れなくなるわけです。
それに山札の一番上のカードは見えており、他のプレイヤーが欲しがっているであろうカードを発掘現場に進呈してしまうことになるかもしれない点にも注意が必要。

2)マーカーをすべて回収します!
これは1つでも発掘現場にマーカーがあれば選択できます。
発掘現場から全てのマーカーを回収できるだけではなく……

回収したマーカー1つごとに、「琥珀」を1個得るか、化石を1つ「展示」します。

研究室にあった化石3枚を、回収したマーカー3個の分で展示して、残り1個分は琥珀にする!
さらに次の手番から、マーカーを再び発掘現場に配置してカードを取ることもできます。

化石は展示することで得点となるため、いつかは展示しなくてはならず、かつ同じ種類(「肉食」、「草食」、「哺乳類」など)もしくは同じサイズのセットを作っていく必要があります。

展示のためには化石のサイズに等しい数の琥珀を支払う必要があり、裏返して展示列を作り始めます。

展示の1枚目はどのセットになるかは未確定……この場合、水生生物のセットか、サイズ3のセットの起点にできます。

2枚目を展示したら、新たな展示列にするか、いずれかの展示に加えます(セットを作り始めたら組みかえれないので慎重に)。

そのセットを作り始めると「ニューストークン」も獲得できますが、こちらはより枚数の多いセットを作ったプレイヤーに奪われてしまうので注意!

そしてセットが拡大するたびに「セットトークン」を配置……チェーンパーテーションのポールなのが良いデザイン。

セットトークンは、セットが完成するまでは2点、完成したら3点。

「セットの完成」は;

1)特定の分類のサイズ1から3までの3枚セット。

2)同じサイズの5種類の分類の5枚セット

完成したらニューストークンは(枚数で上回れないので)奪われることはありませんので、カードの効果を失っても、早めに展示しなければならない……という決断が必要となります。

カード補充をした時点で山札が尽きるか、セットトークンが尽きたらゲーム終了条件が満たされ、ラウンドを最後までプレイしてゲーム終了。


アートワークも美しく豪華なコンポーネントも相まって、恐竜が好きというテーマ重視の方も満足できると思いますし、トークン配置と回収のルールのおかげでままならないドラフト、リソースの管理、能力のコンボと能力を諦めて化石を展示するタイミング……箱は小さめですが、しっかりとしたプレイ感で、システム重視でかなり満足できる一作としてオススメいたします。

ファースト・ジャイアント:古生物博物館
プレイ人数:2-5人
対象年齢:10歳以上
プレイ時間:30分
製作:Space Cowboys
デザイン:、マシュー・ダンスタン&ブレット・J・ギルバート
価格:5000円+税